一枚一枚絵を描くようなアニメーションじゃなくて、文字や図形を動かすだけのアニメーションを作ってみたいな~と思い、AviUtlというフリーソフトをいじってみました。
AviUtlとは
動画編集ソフトです。adobe after effectsのように文字や図形を動かしたアニメ(モーショングラフィックス)をつくることもできます。
ボカロのPV?を観ていたらあまりにもカッコよくて、いじってみたくなりました。
AviUtlで超簡単なアニメーションをつくってみる
ではさっそく始めていきます。
……といっても超初心者が超初心者のレベルで動かすだけですが。
①AviUtlをダウンロードする
公式サイトAviUtlのお部屋様より、AviUtlをダウンロードします。
②新規プロジェクトの作成
まず、タイムライン上を右クリックします。
↓右クリックメニューから[新規プロジェクトの作成]を選択
![[新規プロジェクトの作成]を選択](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl023.jpg)
[新規プロジェクトの作成]を選択
サイズは1920×1080にしました。
決まったら[OK]をクリックします。

OKボタンをクリック
↓こんなふうに新規プロジェクトが作成できました。

新規プロジェクト
真っ黒ですね…。
③背景の作成
真っ黒なので、背景を作成します。
レイヤー1のタイムライン上を右クリックします。
↓右クリックすると、こんな感じのメニューが出てきます。
[メディアオブジェクトの追加]から[図形]を選択。

右クリックメニューから「図形」を選ぶ
↓すると、このように白い〇が表示されます。
このままだと、真っ暗な画面に白い〇があるだけなので、この〇を背景にしていきます。
↓標準描画ウィンドウの左下の[図形の種類]を変更。

標準描画ウィンドウ[図形の種類]
図形の種類を[円]→[背景]に変更します。
![標準描画ウィンドウ[円]を[背景]に変更](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl06.jpg)
図形の種類を[円]→[背景]に変更
先ほどの白い〇が、背景になりました。
④円の作成
今度は水色の〇を作ります。
先ほどと同じように、図形を追加します。
今度はレイヤー2のタイムライン上で作成。

レイヤ―2に図形を追加
このままだと、表示は真っ白のままだと思います。
追加した図形と、背景が同じ白色だからです。
なので図形の色を変更していきます。
↓AviUtl標準描画ウィンドウから[色の設定]をクリック。

AviUtl標準描画ウィンドウから色の設定を選ぶ
↓[色の設定]から好きな色に変更

[色の設定]から好きな色に変更
↓このように円の色が変わり、見えるようになりました。

水色の円が表示される
⑤アニメーションをつける(円の大きさを変える)
円の大きさを変えるアニメーションをつくります。
↓AviUtl標準描画ウィンドウから[拡大率]をクリック。
![AviUtl標準描画ウィンドウ[拡大率]をクリック](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl018.jpg)
AviUtl標準描画ウィンドウ[拡大率]をクリック
↓[直線移動]を選択します。
![[直線移動]をクリック](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl019.jpg)
[直線移動]をクリック
拡大率の右側の値を適当に変更。
![[拡大率]の数字を変更](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl017.jpg)
[拡大率]の数字を変更
水色の円が徐々に大きくなるアニメーションができました。
同じように[サイズ]の数値も変更すると、良い感じになりました。。
⑥アニメーションをつける(円を弾ませる)
次に円をボールみたいに弾ませていきます。
↓アニメーションをつけるために、AviUtl標準描画ウィンドウ右上の+をクリック。

AviUtl標準描画ウィンドウ右上の+をクリック
↓表示されたメニューから[アニメーション効果]を選択します。

アニメーション効果を選択
すると、AviUtl標準描画ウィンドウの下に[アニメーション効果]というウィンドウが新たに追加されました。
この状態だと、[震える]アニメーションが適用されているので、再生すると水色の円がブルブルします。笑
今回は弾ませたいので、[震える]から[弾む]アニメーションに変更していきます。
[震える]から[弾む]アニメーションに変更していく
↓まずはアニメーション効果左下の[震える]をクリック。
![[震える]の横▼をクリック](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl015.jpg)
[震える]の横▼をクリック
↓[弾む]に変更します。
![[弾む]を選択](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl016.jpg)
[弾む]を選択
↓数値を適当に変更します。
![[速さ][高さ]の変更](http://kwiqmad.com/wp-content/uploads/2022/04/aviutl022.jpg)
[速さ][高さ]の変更
- [速さ]
- [高さ]
- [角度]
- [ずらし]
という4項目があります。
[角度]と[ずらし]の数値をいじったところ、おかしなアニメーションになったので、今回は[速さ][高さ]の2つだけ変えました。
⑦出力する
出力すると、こんな感じになります。
音も付けられます。
AviUtlを使った感想
AviUtlは初心者にも敷居が低いと感じました。
以前Flipa Clipというアニメーション作成アプリで手描きアニメを作ったことがありましたが、手描きアニメに関しては「簡単なものなら誰でも作れるけど、高度なもの・凝ったものは動きやデッサンの勉強が必要だな……」と感じました。
それに何十枚・何百枚も描く必要があるので、よほど好き・または根気がないとできないように思いました。
もちろんFlipa Clipは手描きアニメ、AviUtlが得意なのはモーショングラフィックスで、そもそもアニメーションのジャンルが違うため比較することはできません。
ですがモーショングラフィックス(AviUtl)の場合は、最悪、絵が描けなくても作ることができますし、『動き』も設定をするだけででつけられます。
その点からいっても、初心者にはAviUtlのほうが向いているんじゃないかなと思います。
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