引きこもりの外に出るきっかけと人と関わる方法

恐怖と社会からの孤立 未分類

外に出るきっかけがない……と悩んでいる引きこもりの人は多いと思います。

もともとインドアなタイプだと、用事がないかぎり、なかなか外に出ることはないですよね。

そこで今回は、引きこもりが外に出るきっかけを考えてみました。

引きこもりの人が外に出るきっかけ4つ

①散歩やウォーキング

まずは散歩やウォーキング。

散歩やウォーキングは、お金も道具もいらず、誰でも簡単に始められる運動です。

できるだけ毎日続けることで体調にも良い変化が見られますし、歩くスピードや距離にもよりますが、少しは体力や筋肉もつきます。

また、太陽の光がセロトニンの分泌を促すことで、ストレスの低下や心の安定を保てるようになるようです。

逆にセロトニンが不足すると、精神が不安になったりうつ症状を引き起こすと言われています。

セロトニンが低下すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。引用:厚生労働省「セロトニン|e-ヘルスネット(厚生労働省)」

自分も長期で引きこもっていたとき、散歩から始めました。最初の2週間くらいは外に出て日光を浴びることさえしんどく、むしろストレス増加したような感じでした。それに人目も気にしていたので「もう、やめよう」と何度も思いました。

しかしそこを通り越すと、だんだんと楽しさが増してきて、引きこもって病みかけていた心も晴れるようになってきました。

②図書館

図書館が近くにある人は、図書館に行くのもおすすめです。

図書館は市民・県民なら誰でも自由に利用できるので拒まれることはありませんし、静かにしなければいけない場所なので、言葉を話す必要もありません。

田舎の小さな図書館だと目立つかもしれませんが、大勢が利用する県立図書館だと、平日の昼間から大学生や親子、高齢の方など利用する人がたくさんいるので、一日いてもそこまで目立つことはないでしょう。

ちなみに今は駅の開発で、駅に隣接しているタイプの図書館が増えてきています。駅隣接の図書館は、さらに人の出入りが激しいので、あんまり目立ちたくないという人には最適の場所です。場所によっては、ちょっとうるさいところもありますが。

③イベントに行く

演奏会(コンサート)や展覧会など、何かしらのイベントに行くのもいいと思います。

たとえば演奏会やお笑い芸人のライブに行けば、同じ音楽や笑いを共有することができます。

他人と話さなくてもいいけど、他人と同じ時間を共有できる。これが精神的に意外と良い影響を与えます。

「わざわざお金払うほど興味ないなあ」と思う人も多いと思いますし、自分もそうなのですが、引きこもりのときに一度だけ、たまたまチラシで入っていた学生の演奏会に、親の後押しで行ってみたら、けっこう楽しめたんですよね。

できれば展覧会のような完全に個人で楽しむものより、演奏会や講演のようなライブ系がおすすめです。

知り合いと会うのが怖い

人と関わる

とはいえ、単純に『外に出るきっかけがない』という人もいれば、知り合いに会うのが怖くて外に出られない……という人も多いでしょう。

こういう場合、自分もそうでしたが、顔や名前を明かさなくていいネットでのコミュニケーションに没頭したり、趣味の世界に没頭してどんどん内側に内側に行くようになりますよね。

それはそれで絶対悪いわけではないとは思うのですが、やっぱり文字の会話と実際の会話は違います。

なので、そういう人は知り合いに会わないような、少し遠くに足を伸ばしてみるのがおすすめです。

たとえば電車で隣県に買い物に行ったり、どこか遠くの県に旅行に行ったりするなど。

一番おすすめは海外の旅

一番おすすめなのは、ハードルは高いですが、、海外に行くことです。

ハードル高すぎなのは重々承知ですが、ちょっとだけ聞いてください。

なぜ海外がいいのかというと、日本語も日本の文化も通じないから。

たしかに日本でも、住んでいる県から遠い県に行けば知っている人には会いません。でも、日本はどこにいっても日本なんですよね。ルールや常識みたいなものはほとんど変わらない。

だけど海外は違います。東南アジアのなるべく近く安い地域でいいので歩いてみると、誰も知らないどころが、常識も何もかもが違うので、いろんな悩みがバカらしくなります。

誰かと話しても、そもそも『考え方が違う』という前提があるので、『変な目で見られた』『傷つけてしまった』とか無駄なことで悩みません。というか自分の場合はそうでした。

日本人相手だと、自分が相手にどう見られているかを(今でも)かなり気にしてしまって夜も寝られないくらいのときがあるのに、外国人相手だと一切悩まない。夜もぐっすり。

「海外」というとハードルがかなり高いかもしれませんし、実際行ったことがない人からすると事実そうだと思うのですが、精神面で言えば、日本にいるより自由でのびのびとストレスなく過ごせました。

海外旅行なんてオシャレで意識高い系でどうのこうの……と思う人もいるかもしれませんが、逆。

日本に居場所のない引きこもりの人のほうが、海外に出てみたほうが救われる可能性がある……と個人的には思います。

同調圧力が強く、(正社員がゼッタイのような)一つの決められた道がある日本で引きこもるより、海外の安宿で引きこもるほうが、精神的にずいぶんと自由にラクになる人は多いんじゃないか、と思います。

それが良いきっかけになって、案外簡単に引きこもり脱出できる人もいるかもしれません。

高額ツアーに参加しろと言うわけではなく、10万前後でできるバックパッカー旅行でオッケーです。

とはいえ、今はむずかしい

とはいえ今は、海外の航空券も高くなっているので、たとえ東南アジアのような近くて物価が安い国でも難しいのは確かです。

国内でもいいので、なるべく自分のことを知っている人がいない地域に行って、いっさい人目を気にせずのびのび行動するのはおすすめです。

でも、エネルギーがない

自信がもてない

でも、そんなエネルギーはない

……という人は多いと思います。

そりゃそうですよね。引きこもっているのに、「他県に行こう」「海外に行こう」とかなかなかなりません。

そういう人は家族に相談して尻を叩いてもらう。

または、もっと目標を下げて、近くの山を散歩するくらいでも全然いいと思います。せっかく「外に出たい」と思っている行かないよりはマシですし、その小さな一歩でガラリと良い方向に変わることもあります。

また、ネットで誰かとコミュニケーションをとるにしても、日本人ではなく海外の人相手にすると、少しはラクになるかもしれません。言語はネックになりますが。

家から出れても、社会には関われないという悩み

ただこうしてちょくちょく家から出られるようになったとしても、次なる問題が発生します。

それは、家からは出られても、社会には関われない……という悩みです。

引きこもりのほとんどは外に出られるといいますし、ここの狭間で悩んでいる人は多いと思います。自分も外には出れるタイプだったので、この「外には出られるけど、社会との接点がない」という悩みのほうが深刻で地獄でした。

コンサートや旅行なんて、ほとんど誰かと話すことなく終わりますし、自分が「行かない」と決めたら、行かくていい。強制力がないので、力を抜くとどんどん引きこもってしまいます。

そんなときにしたのは、少しずつ人と関わっていくこと。

①身内で困っている人の手伝いをする

たとえば、身近で困っている人のお手伝いをする。

たとえ無償でもお手伝いをすると、自分の生きている意味を見いだせますし、人との関わりが増えます。

自分は引きこもっているときに、一日一食だけですが、家族の食事をほぼ365日作っていました。ただ一時期、状況的に作らなくてもよくなったときがあってですね、そのとき自分でもわかるくらいかなり精神的にしんどくなったんですよね。とにかく生きている意味が見いだせなくなった。これはしんどい、と心の底から思いました。

人のためだと思ってやっていたことが、ギリギリのところで自分の精神を保っていたというわけです。

なので、地域で募集されているボランティアでも、親戚や知人の手伝いでも、何でもいいのでやってみることをおすすめします。

②簡単なバイトに行ってみる

2つ目は、簡単なバイトに行ってみる。

急にレベルが上がりましたね。すみません。でも簡単なバイトに行くことをおすすめします。

バイトというとお金に結びつきますが、「お金を稼ぐこと」はメインではなく、正直どちらでもいいです。

それよりも「社会との接点を持てること」が重要です。

働いて対価を得ることで自己肯定感が生まれますし、どんな職種も多少のコミュニケーションが必要なので、うまくいけばコミュニケーションにも自信がつきます。

万が一、人と会話することでコミュ力に対する自信をなくしてしまうこともあるかもしれませんが、それでも、何年も引きこもってしまうよりは絶対に精神的に心が安定します。

こう考えると、自分の居場所をつくること、心の長期的安定を考えると、

やはりどんなカタチであれ、『働くこと』が一番手っ取り早いです。

なので、(生活に困っていないなら)本当にお金はどうでもいい。最低時給でも以下でもいいくらいです。たくさん働けないなら、最悪、週に一日だけでもいいでしょう。

簡単なバイトに行くことをおすすめします。

長期的に見れば長く働けるようなバイトのほうがいいと思いますが、「どうしても面接に行く勇気が出ない」……という人は、面接のない短期バイトや単発バイトでもいいので何かしら働く機会を作ってみると、どんどん自信が生まれて精神状態が良くなります。

 

悩んでいないなら、どちらでもいい

ただしこれは、「どうしても人と関わりたい」「社会から孤立したくない」という人や、引きこもり状態でなんらかのストレスを感じている人へのアドバイスなので、引きこもり状態を心から楽しんでいる人はそのままでOKだと思っています。

逆に、

「会社を辞めて半年〜1年は引きこもり生活を楽しめていたのに、最近ちょっと心が落ち着かなくなってきた」

「もう引きこもり生活はうんざりだ」

……という人。

そんな人は、多少めんどうくさくても、働くことや人間関係に対するトラウマが多少あっても、こんな感じで少しずつに外に出て人と関わってみることをおすすめします。

一度大きなダメージを受けても、次にまた同じダメージが来るとはかぎらない

ちなみに自分も前職で人間関係にダメージを受け、軽い対人恐怖症。それもあって『労働全般』がおっくうになっていました。けれど、社会復帰も兼ねて始めたバイトは労働環境も人間関係もなかなかホワイトで、前職がたまたま悪かっただけ……というのがわかりました。

引きこもってしまう人って、私もそうですが、一度大きなダメージを受けると、それですべてが怖くなってもう一度挑戦できなくなる人は多いんじゃないかと思います。

また同じようにダメージを受けるんじゃないかと、そういうことばかり想像して不安になって身動きがとれなくなる……。

たぶん、悪い方向に想像が豊かなんですよね。

でも今まで悪い方向にばかり想像しつくしている人ほど、一歩を踏み出したあと「こんなに大したことなかったんだ」ということになります。

それに、悪く悪く考えることってだいたいその通りにならないことは多くないですか?

がっつり週5日とか働かなくても大丈夫です。ほんの少し外に出て誰かの役に立つだけでも、おどろくほど心が安定しますから。

 

「就職」にとらわれなくても、動き出せばチャンスは転がり込んでくる

また、どんなことでも少し動き出せばチャンスは転がり込んでくることがあります。

毎日、道を歩いていたら、近所のお年寄りと仲良くなって、それが生きがいなるかもしれない。

旅行先で出会ったおじさんと仲良くなって、移住することになるかもしれない。

単発バイトに行ったら、普通のバイトとして採用されるかもしれない。

……上記はもちろんすべて『例えば』の話ですが、自分は今までこれに近いことがいくつかありました。

なので、少し踏み出すだけでも何かしら良いチャンスが巡ってくる可能性はぜんぜんありますよ。

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