受かりやすいバイト求人の選び方

仕事 働く

引きこもりだけど、バイトから社会復帰を目指したい。

……そう考える人は少なくないと思います。

社会復帰するための第一歩としてバイトをはじめることは、精神的にも経済的にもプラスになります。学生のお小遣い程度かもしれませんが、食費または国民年金の支払をするには十分でしょうし、貯金をすることもできます。

多趣味な人であれば、お金をかけて趣味を楽しめるようになります。

でも、引きこもりからのバイトってハードルは高いですよね。

ブランクのある履歴書を見られて、面接でどんな顔をされるのかわからないですし、最悪の場合、大きなトラウマができてさらに閉じこもってしまうかもしれません。

「できれば一発で採用されたい」

そう思っていました。

そこで今回は「受かりやすいバイトの求人の選び方」について書いていきます。

引きこもりからのバイト

引きこもりからバイトを始める難易度は人によって違ってきます。

引きこもった年数や、過去の就労経験の有無、または面接でのコミュニケーションの能力。

履歴書の内容が不利であっても、コミュニケーション能力さえあれば一発で採用される人もいるでしょうし、年齢が若ければコミュニケーション能力が低くても年齢に免じてチャンスを与えてくれる会社もあるかもしれません。

そんなわけで、人それぞれ難易度は違いますが、なるべく「受かりやすそうな求人を選ぶ」というのは共通しているかと思います。

受かりやすいバイトの求人の選び方

①条件がゆるい

まず第一に、とても条件がゆるいことです。

例えば、『週一OK』『1日3時間~OK』など。

ひと昔前なら、『週3、5時間~』というのがデフォルトだったように思いますが、最近こういった短時間で、少ない日数で募集している求人をよく見かけます。

こうした条件のいい求人は、人手が足りていないので、とにかく手当り次第バイトを確保したいという場合がほとんど。

受かりやすいバイト求人といえるでしょう。

また【急募】や【短期可】の記載があるところは、もっと緊急性が高いので狙い目です。

②【人気】【応募者多数!】などの表示がない

アルバイト求人サイトによく『人気上昇中』や『応募者多数』などの人気表示がされています。

この表示がどれだけ正確なものかは分かりませんが、「ブランクがある人」にとって競争率が高いのはきついのは言わずもがな。

なるべく【人気上昇中!】などの表示がされている求人は避けて応募するのがいいかと思います。

③オープニングスタッフ募集

3つ目はオープニングスタッフの求人募集です。

大手チェーン店のオープニングスタッフの求人は、基本的に大量に辞めることを前提に募集されているので、とにかく大量に採用しているところが多いので、採用されやすい、と聞いたことがあります。

たしかにオープニングで雇っても、すぐに辞めていく人は多そうですよね。

それにオープニングスタッフでの採用だと、バイトの上下関係がないため働きやすいと聞くので、人間関係が得意でないタイプにとっては良い環境といえそう。

なかなかレア度が高い求人かもしれませんが狙い目です。

④人気のない職種を選ぶ

そもそも人気のある職種は避ける、というのも大切かもしれません。

アルバイトのなかでも、喫茶店やケーキ屋さんなど、キラキラしていて人気のありそうな職種は競争率が高いです。

競争率が高い職種は受かりづからいですし、万が一採用されてもできる人が大勢いる中で働くことになります。どうしてもやりたいことなら構いませんが、単純に「どこでもいいからとりあえず働くこと」が目的なら困難な道のりになります。

とはいっても、そういった競争率の高い職業だからこそ「スキルが身につく」場合もあります

たとえばスーパーのレジ打ちとパン屋さんでのパン作りのバイトなら、まちがいなくスーパーのレジ打ちのほうが競争率が低く、採用されやすいでしょう。

でも長期的にみれば、スーパーのレジ打ちより、パン屋さんでパンを焼くほうが経験とスキルを身に着けることができるんじゃないでしょうか。また、「スーパーのレジ打ち」より「パンさんでのパン作り」のほうが、自分に自信を持てるでしょうし。(レジ打ちがダメといっているわけではない)

この場合、少し競争率が高くても、パン屋を選ぶほうが賢い選択だと思います。

しかしながら、引きこもりの場合はただでさえハンデを背負っているため、最初から「やりたいこと」をやるより、とりあえず働ける場所で半年や一年でも働いてから、「やりたいこと」に挑戦するのが良いのかなと思います。

20代中盤までの若い人なら、当たって砕けろの勢いで飛び込んでみるのもアリかと思いますが。

たいていどこも人手不足

これが採用されやすそうな求人を選ぶ方法でした。

いろいろ書きましたが、今はよほど人気のあるバイト以外、たいていどこも人手不足です。

はっきりいって募集条件なんてどこもゆるいですし、「競争率高そうなバイトだな」と思っても採用される可能性は大いにあります。

「働くこと」「面接を受けること」へのこの上ない恐怖があるかと思いますが、引きこもり期間が短いかつ20代なら、精神力が持つ範囲内で、当たってくだけるまで職を選んでみるのも悪くないんじゃないか、と思います。正社員を目指している人であれば、わざわざバイトから始めなくても、正社員に飛び込んでみるのもいいかもしれません。時間も有限ですしね。

反対にブランク5年以上あって年齢もそこそこで……となると、やはり競争率の少なめな求人を選ぶのが社会復帰への近道かと思います。

下げすぎるとブラックバイトに行き当たる可能性も……

ですが、「どこでもいいから受かりたい」とあまりに条件をさげるとブラックバイトに行き当たる可能性も高くなっていくので注意。

受からないときは「条件を下げる」のが基本ですが、

募集条件がゆるい
=人手不足
=人が去りやすい職場

……ということも大いに考えられます。

やめてもいい

とはいっても、応募するのって勇気いりますよね。

だって何か月、何年ごし、人によっては初めての就労。

そういうときに考えたいのが、採用されて働いても、やめてもいいということ。

実際働きはじめて、「なんか嫌だな」とか「人間関係最悪だった」とか普通にあります。二日目に来ない人なんてざらにいますし、制服だけ送り返して給料もとりに来ない人もたくさんいます。

「なにがんんでも続けなきゃいけない」と思わずに、「だめなら辞めればいい」という気持ちで応募してみましょ。

怖いなら、短期バイトや単発バイトから始める

ただ、

いくら応募しても、ふつうのバイトに受からない。

また、

恐怖心からそもそも面接に向かえない

……という人は多いと思います。

そういう人は、短期バイトや単発バイトからはじめるのがいいでしょう。

短期バイトや単発バイトをして自信をつける

短期バイトや単発バイトは面接がない(あっても電話面談のような簡易的なものが多い)ので、

誰でも働きはじめることができます。

自分も長期バイトを始める前に単発バイトをやりましたが、「過去に働いていた経験のある人」は働く感覚を取り戻すのに良い機会になりますし、「働けた」という自信がつきます。

またご縁があれば、長期的に雇っていただける可能性もあります。(実際、自分も単発バイトに行って継続をお願いされた経験があります。)

「働いたことのない人」にとっても、一日数時間だけでも「働く」経験をするのは自信につながるでしょう。

ちなみに(自分もそうなのですが)気の弱いタイプの場合、いきなり普通のバイトをはじめてブラックな職場に当たってしまったり、人間関係がうまくできなかったりしても、「なんだかやめづらくて、逃げることもできずに、膨大なストレスをかかえながら続けてしまう……」ということもあり得るでしょう。後から「無駄な時間を過ごしたなあ」と後悔するんですよね。

なのでそういう意味でも、期限が決まっている短期募集のバイトはおすすめです。

 

デメリット:長期的な雇用にはつながらない

しかし、こういう短期バイトや単発バイトは「短期契約」なので、長期的な就職(解決)にはつながりません。

なので100%おすすめ、というわけではありませんが、なにもしないよりはチャンスがあるのはたしかです。すくなくとも「働きたい」意欲はあるのにもかかわらず、もう一度引きこもってしまうよりは、100倍マシなんじゃないかと思います。

引きこもりそのものは悪いとは思いませんが、自分の意欲を押し殺してまで現状維持を決めることほど不健康でストレスのかかることはないですし。

とにかく意欲と覚悟

引きこもり状態から脱出するためには、まずは自分自身の意欲と覚悟が必要です。自信があるから行動できる。長期間の引きこもり生活で自信を失っている場合、自信がないからこそ、なかなか重い腰が上げられないんですよね。

もうなんとかして、自分自身を奮い立たせることが必要です。

家族のサポートがあるなら、突き飛ばされるくらい背中を押してもらいましょう。

時間やスケジュールの調整が必要になることがあります。過去に社会生活をしていた人と比べると、生活リズムが乱れていたり、睡眠時間が不規則だったりする場合があります。そのため、生活リズムを整えることが大切です。

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